以下は、去る 7/22、コネチカット州 Hartford で行われたコンサート前に行われた Steve Walsh に対する以下のインタビューを要約したものです。(対訳ではありません。)
"Somewhere To Elsewhere" で一番好きな曲は The Coming Dawn。しかし、自分のマイクで歌えなかった点が悔やまれる。(この曲のボーカルだけ Kerry のスタジオで録音されたようだ。)
これまでの曲で特に好きなのは Icarus (I)。
これまでは怒りをテーマに曲を書くことが多かったが、"Glossolalia" ではそれ以外の様々な感情について書いている。妻の存在は非常に大きな影響を与えてくれた。
過去4年間に2度逮捕(?)され、刑務所に入る一歩手前だった。そういうヒドイ状況から抜け出すことが出来たのは、妻と、そしてバンド(KANSAS)が支えてくれたおかげだ。Phil Ehart は法廷にまで出向いて、「彼には、彼一人の生活ではなく、およそ13家族の生活が掛かっているんです。どうか彼にもう一度チャンスを与えてください。」と裁判官に頼んでくれた。2年半前のことだ。飲酒、喫煙を止め、今では体調も、モチベーションもこれまでで最高だ。
"Freaks Of Nature" は最高の自信作だったのに何も起こらなかったので、ひどく落ち込んだ。かつて自分は「これだ!」と思うものを見極めることができると信じていたし、Nine Inch Nails や Tool を初めて聴いたときそれを感じたし、"Freaks Of Nature" にも同様に感じていたのだが。しかし起きたことを悔やんでも仕方がない。自分は現在を生きているんだ。
"Glossolalia" には Nine Inch Nails や Tool 的な部分はあるかもしれないが、あったにしても一部分にすぎない。Kate Bush が最近リリースした "Hounds of Love" (今までの彼女の作品で最高のものの一つだと思う)にも同様の指摘があるが。しかし、Trent Reznor はすごいヤツだ!(Nine Inch Nails のリーダーにして、Marilyn Manson など数多くのアーティストのプロデュースを手がけている。)
"Glossolalia" では Trent Gardner(Magna Carta 所属のプログレッシブ・ロック・バンド Magellan のリーダー、Key/Vo)が大きな役割を果たしている。自分はいつもツアーに出ているため、彼なしにはアルバムは仕上がらなかった。
本当はギタリストになりたかったんだが、両親が許してくれなかった。ギタリストになったら全ての女の子を独り占めできたのに(笑)。
"Glossolalia" のインスピレーションの元は本や映画などから得ている。Kansas という曲は Grant 大統領が採ったネイティブ・アメリカンの人種同化政策にインスパイアされている。Smackin' the Clowns は1944年にサーカスで起こった火事(大勢の人が焼死した)の現場にいた、架空の子供の観点から書いた曲だ。
自伝を書くつもりはない。
"Headstand" (キーボード上での逆立ち)のせいで、シンセの液晶パネルを壊してしまったことがあるんだ。ツアー中に修理に出すなんて無理だし、注意したってし切れるものじゃない。"Headstand" のおかげで、髪の毛が薄くなってしまった。だから、顎髭を生やしてるんだ。移植できるようにね(笑)。(→ しかし、彼はこの日、久々の逆立ちを披露することとなる。)
ピアノを弾きながら歌うようになったのは10歳のとき。家族の集まりで両親が自分に何か出し物をやらせようとしたんだよ。
ヴォーカル・トレーニングは受けたことがない。受けておけばよかったと思っているよ。飲酒ももっと前にやめておけばよかった。でも昔は昔、今は今。少なくとも自分は自分に今何ができるかは知っている。
音楽的な影響はいつも変わっているが、今聴いているのは A Perfect Circle、Slipknot だ。Tool もまだ好きだし、Fiona Apple の 1st アルバムからは未だに学ぶものがある。
(女性ヴォーカリストとのデュエットの可能性について)自分が人気があるうちに考えてみるべきだったね。人気のある人とできたのに。もし自分に人気があったら、Fiona Apple とかとやってみたいな。Kate Bush もいいな。あと、もう歳だけど、Divilyls の Christine Amplet とか。
KANSAS のライブ DVD という話しもあるが、やることが多すぎて何とも言えないね。自分は今 web ムービーを作成中なんだ。サイズが大きいからどうやって圧縮するかが問題だけど、できればストリーミングにして、オフィシャルサイトからオンラインで見れるようにしたい。皆が笑うような楽しいものになるよ。
(YES とのツアー後のヘッドラインとしての)今後のツアーでは Kerry に10〜20回くらい共演してほしいと思っている。
ソロツアーの予定は今のところない。時間も足りないし、ちゃんとしたショーをやろうと思ったら用意は凄く大変だ。
Metallica がシンフォニーと共演したビデオは最高だ。カメラの数も多くて、金が掛かってるね。自分達もやりたいもんだね。
(これまで世界中をツアーし、何百万枚のアルバムを売り、人々に記憶されるでろう音楽を作ってきて、残された夢とは)再定義であり、再解釈だね。アーティストとは自分の周りの出来事を再解釈するものだと思っている。例えば同じストーリーに基づいて曲を書いても、書いたときやそのときの気分によって全然違ったものになる。それを達成すべく追求しているんだ。
あと、最新のテクノロジーには興奮している。昔はバーに座って何時間も過ごしていた自分が、今はこうやってコンピュータの前に座って、ビデオを編集したりしている。凄い変化だ。